いつか響く足音
2012年4月27日 新潮文庫 定価515円(税込)
ISBN 987-4-10-139627-9

かつては理想郷、今となっては古臭いだけの団地。借金まみれのキャバ嬢に、息子夫婦から絶縁された老女。猫に執着するカメラマンや、多額の保険金を手にした未亡人。みんな孤独で、寂しくて。どこで道を間違ったのだろう? あの甘やかで、温かな場所に帰りたい――。それでも他人同士が肩寄せ合うこの空間は、なぜだかとても心安らぐ。「共に生きる」意味を問う、感涙の連作小説集。解説・椰月美智子。

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