激流
激流
2005年10月17日 徳間書店 本体価格2,000円+税
ISBN4-19-862079-2
京都。修学旅行でグループ行動をしている、東京から来た七名の中学三年生。知恩院に向かうバスで、その中の一人の女生徒、小野寺冬葉が失踪し、消息を絶った――。
二十年後。三十五歳となり、それぞれの毎日を懸命に生きるグループのメンバーに、過去の亡霊が甦る。
「わたしを憶えていますか?」
突然、送られてきた冬葉からのメール。運命に導かれて再会した同級生たち。そして彼らに次々と降りかかる不可解な事件。冬葉は生きているのか?
彼女の送るメッセージの意味とは……?
「問題小説」に2年半にわたって連載、大好評を得た渾身のサスペンス・ミステリーです。
2段組み、560ページの長篇ですが、抜群のリーダビリティで、全く長さを感じさせません。
「過去」が甦ったために、炙り出されていくそれぞれの「今」の問題。主人公たちがそれをどうやって乗り越えていくか。6人の35歳の成長のドラマでもあります。
(文責:担当N)
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